【赤】【フランス:ブルゴーニュ】【ACクロ・ド・ブージョ】 【グラン・クリュ】【品種:ピノ・ノワール】 【アルコール度数:14%】【容量:750ml】 【樹齢:平均60年】 ※以下は、2015ヴィンテージについてです。
赤系・黒系果実と木のニュアンスが素晴らしい調和を見せており、 濡れた下草、時間とともにカシスのヒントも感じられる。
リッチで力強く、密度の濃さを感じる大らかなフレーバーを 持つ一方で、滑らかでクリーミーな質感を持ち合わせている。
フィニッシュには完熟したタンニンと果実の甘みが長い余韻となって続いていく。
長期熟成のポテンシャルが非常に高いワイン。
Domaine HUDELOT NOELLAT ドメーヌ・ユドロ・ノエラ 珠玉の畑の数々を所有 若き当主により更なる進化を遂げる ドメーヌ ユドロ・ノエラはクロ・ド・ヴージョ、リシュブール、ロマネ・サン・ヴィヴァン(RSV)、マルコンソール、スショ、ボーモンなど泣く子も黙る珠玉の畑の数々を所有していることで有名だ。
これらの畑はかつてブルゴーニュ屈指のドメーヌとして君臨し、最盛期にはかのアンリ・ジャイエとも比較されるほどの実力を持っていたと言われるシャルル・ノエラが所有していたもので、1978年にアラン・ユドロがシャルルの畑を1/4を引き継ぐことになったという背景がある。
その後、その他の1/4はJJコンフュロンへ、残る1/2はルロワへと売却されたため、ユドロ・ノエラの持つ畑は彼らの区画と隣接しているということも見逃せない。
ユドロ・ノエラの魅力は何といってもピュアで透明感のある滋味深い味わいであるが、このスタイルを生み出す理由の一つとして、各畑に植わる高樹齢のブドウがもたらすエレガントさが挙げられる。
最も古いものでRSVとヴォーヌ・ロマネ一級畑のスショ、ボーモンの1920年植樹、若いものでもニュイ・サン・ジョルジュの1985年という平均樹齢の高さである。
また、醸造の際には通常の半分以下である0.8気圧でプレスを行うことで、より優しくピュアな抽出を行う。
さらに新樽率を控えめにしていることも特徴の一つであり、グラン・クリュであっても50%前後に抑えている。
この結果、ブドウ本来の味わいが出るとともに、雑味がなくエレガントで旨味たっぷりなスタイルに仕上がるのである。
こうした工夫は現当主であるシャルル・ヴァン・カネイによってさらに磨きがかけられている。
1988年生まれという若さであるがその才能はすでに開花しており、祖父からドメーヌを引き継いだ2008年より品質をさらに向上させ、世界中から注目を集めるとともに一躍スターダムにのし上がった。
ロバート・パーカーからは「半端じゃない、最高のワイン」と大絶賛され、ティム・アトキンからはブルゴーニュ赤の生産者TOP25に選ばれ、ルーミエやフーリエといった世界最高峰のドメーヌと同等の評価を受けている。
このような世界的需要が高まる一方で、シャルルはドメーヌでの生産量をこれ以上増やせないこと、また以前から所有していない畑のテロワールに対しても理解を深めたいと考えていたことから、2012年に自身の名を冠したシャルル・ヴァン・カネイというマイクロ・ネゴシアンを立ち上げた。
ブドウの購入は非常に厳格で、栽培者には直接何回も会い、実際に畑を見て納得した上で決めている。
ワインはドメーヌと全く同じ方法で醸造されるが、醸造所はボーヌにある。
ブルゴーニュでは昨今世代交代という流れの中で若い世代が台頭して久しいが、シャルルは間違いなくその世代の筆頭格であり、今まさにブルゴーニュの先頭を走る一人である。
世界中から彼のワインを求める声が上がっており、高い需要に対して生産量が全く追い付いていないという状況であるが、彼のワインは探してでも飲むべき本当に素晴らしいものである。